ひとの感想が聞きたいからまずは自分から書いてみよう

アマプラで見た映画の日記です。すかしたレビューもします。

「スーパーマン」(2025)公開日に観てきました/楽しいぼくらのスーパーマン!

新しいDCユニバース、新しいスーパーマン!

「マン・オブ・スティール」から始まった、マーベルと双璧を成すDCコミックスを原作とする、DC・エクステンデッド・ユニバース。

通称DCEUは、スクリーンでスーパーマンとバットマン結集を目玉としながらも、様々なトラブルにより中断の憂き目に。

フランチャイズの2大巨頭だけでなく、『シャザム』や『ワンダーウーマン』、『アクアマン』など魅力的なキャラクターを強調する映画を塩漬けに、悔しく思っておりました。

そんなとき、あの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を監督したマーベルのジェームズ・ガンが、『ザ・スーサイド・スクワッド"極"悪党集結』の制作と移籍を皮切りに、心機一転新ユニバースの総監督を務めるという朗報!

新しいユニバース、その名もDC・ユニバース。

シンプル・イズ・ベストを体現した世界の名の下に、新しいヒーローの新しい旅立ちはやはりスーパーマン!

予告編からして、クリストファー・リーヴのような真っすぐな娯楽性と、『マン・オブ・スティール』のような深刻に苦しみながらも戦う両側目が垣間見るまたとない作品。

しかも、グリーン・ランタンの一人、ガイ・ガードナーをはじめ、既にヒーローがいる世界!

第一作でありつつも、アベンジャーズ的なお祭りを楽しめるオトクな作品ときた!

近頃鑑賞した、『サンダーボルツ』で再確認したことですが、やはりヒーローはたくさん出ていて欲しい。

彼らのバックグラウンドに逐一の説明がなかったとしても、「ヒーローが前提にある世界」が後押ししてくれる、「まず活躍を見て、それからキャラを知る」というやり方が、アメコミ映画の強みと再確認したばかりです。

それからやってくるユニバース第一弾が、ヒーローは前提で、ひとりでなく、それは決して単独作というコンセプトと矛盾しない。

スーパーマン!スーパーマン!スーパーマン!

応援せずにはいられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ注意

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新ユニバースで完璧なスーパーマン!そして人間クラーク・ケントを見事に描いた完璧なリブート!

クリストファー・リーヴ主演による1978年の映画化に始まり、多くの人が想像する「スーパーマン」と言えば明るく、ストレートな娯楽映画でしょう。

それ故に刷新前のDCEU第一作であった『マン・オブ・スティール』は神と人の狭間のクラーク・ケントという重苦しいテーマを扱い、賛否両論となってしまいましたが、私はどちらもお気に入りでした。

では本作はどちらをとったのかと言えば、両方です。

作風としては明るく、楽しい、快活な娯楽映画を常に意識しつつも、人と神の狭間。つまりヒーローとしての人助けの意義を改めて見つめ直す、テーマに満ちた高水準の娯楽映画と言えるでしょう。

本作では、クリプトン星が寿命によって崩壊し、アメリカの農村でケント夫妻に拾われるカル・エルがクラーク・ケントとして育てられ、スーパーマンとしてのアイデンティティを確固たるものとしていく、毎度おなじみの流れはありません。

映画の冒頭から、DC世界の超人を表す用語である「メタヒューマン」の人類史への登場及びスーパーマン漂着と活動開始を示したうえで、今しがた活動3年目にして初の敗北を喫したことで、北極に漂着しておりますこれまたお馴染クリプトン星からの漂着物兼秘密基地、孤独の要塞で治療を受けるところから始まります。

そして、応急措置の後再戦に臨むが、またしても敗北。しかし市民の支持は未だに固く、歯噛みする謎の超人の黒幕は永遠のライバルレックス・ルーサー。

スーパーマンらしさをふんだんに発揮しながらも、映画のシナリオへ一気に引き込まれます。

そして、彼は陰謀のために北極圏の秘密を探り、カル・エルの両親が残したメッセージを利用して、スーパーマンを侵略者としてバッシング。

というのが映画の本筋です。そしてこのバッシングに切り替わるタイミングで、ルーサーが囮のために街に放った怪獣を共に討伐するためグリーン・ランタン、ホークガール、Mr.テリフィックの三人チーム。仮称ジャスティス・ギャングと共闘していたことで、この世界にメタヒューマンという超人がありふれており、ユニバース性を前面に押し出す。

だけでなく、スーパーマンの苦しい立場の助けになれるのが、今作では既に恋人で正体を把握しているロイス・レーンと彼ら同じメタヒューマンしかないということで話がシンプルになり、映画の独立性を崩さずにユニバース性を強調しております。

そして、彼らとの冒険の果て、ルーサーの野望は打倒され、再びヒーローの象徴どころか最早神にも等しい扱いを受け続けるスーパーマン像は帰ってきます。

しかもその過程で、里親を通り越してクラークの心の真の両親とも言うべきケント夫妻と改めて親子の会話をする人間のアイデンティティの確認を行います。そのうえで他のヒーロー3人がかりではどうしようもない困難に「スーパー」としか言いようがないパワーを発揮します。

神のように見られるスーパーマンの振る舞いも、人間クラークの立場の表明も、ユニバースのごった煮の面白さを併せて見事に描いた傑作です。

 

私みたいに見落としている人がいたら是非見て欲しい。あなたの感想も聞きたいから。