ひとの感想が聞きたいからまずは自分から書いてみよう

アマプラで見た映画の日記です。すかしたレビューもします。

今ならアマプラ無料、「天使のくれた時間」の感想/今年も悪くはなかったと思わさせてくれる、ニコラス・ケイジ流もう一つの人生シミュレーター。

今年もありがとうございました。

ファントム・メナスの再上映をきっかけに、ごちゃごちゃと文章を垂れ流すならいっそまとめておけということで始めた当ブログ。

自由気ままに更新してたらゴジラ・シアターの再上映が始まって案外ネタに困らなかったりして、楽しく続けられました。

自分が動画制作けっこう手早くできるほうというのも思い出して、動画もついでに出すようになりました。

そんなわけで今年の〆に感想を垂れ流すのは我らがニコラス・ケイジ主演作。

今年一年が悪くなかったと思える一本です。

youtu.be

あらすじ

*1

視聴ページはコチラ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00G882ODO/ref=atv_dp_share_cu_r

株の仲買で成功の第一歩を掴んだジャック・キャンベル(演:ニコラス・ケイジ)は、出世街道を邁進するため、ロンドン行きの飛行機に乗ろうとしていた。

結婚の約束までした恋人、ケイト・レイノルズ(演:ティア・レオーニ)の静止を振り切って、今生の別れを経たジャックは、13年後にウォール街で大成功を成し遂げたセレブとなっていた。

強いて言えば独り身くらいの不幸と、それを打ち消して余りある充実した仕事生活。

クリスマスイブもきっちり明日の準備までこなして帰宅したジャックは、コンビニでひと悶着に出くわす。

黒人であることを理由に宝くじの換金を断れて拳銃を取り出していた男、キャッシュをなだめたジャックは、彼と分かれ道まで帰路で会話をする。

親切さの裏の理由を求めたキャッシュに、「僕はなんでも持っている」と答えたジャック。キャッシュは分かれ道の間際、「これから何が起きてもあんたの責任だ」と言い放ち立ち去る。

明くる25日の朝、ジャックが目を覚ましたのはニューヨークと程遠い郊外の住宅。

妻ケイト・キャンベルと二人の子供を養育する、タイヤ小売店のセールスマン。

全く知らないジャック・キャンベルのベッドの上だった。

この映画のココが好き

今年も色々あったけど仕事もプライベートも複雑で大変でどっちも大事だけど強いて言うならやっぱり家族って何より大事よねっていう共通認識!!!

プライベートと仕事とどっちが大事なのか。数多くの作品で取り扱われてきたテーマです。この映画で注目すべきは、プライベートがやっぱり大事よねという最終的な結論をさておいても、その過程で仕事が100パーだめでどうしようもないものとして扱わないことです。

確かに現実世界のジャックは仕事に全てをかなぐり捨てた嫌味な成金かも知れませんが、ビジネスマンとしての彼は仲間と確実な信頼関係を築いて信頼を得ています。

プライベートの寂しさも、独身というだけでマンションの理事を務めるくらいです。

強いて言えば、毎日のように部屋に商売の女性を呼びつけていることが破廉恥で感心しないくらいでしょう。

もしもの世界に移った後のケイトと結婚したパラレルのジャックは、ウォール街とは比べものにならないほど使えるお金が少なく、受け入れがたく貧弱な生活レベルでした。

いきなりプライベートや家族愛の大切さを説くのではなく、むしろ仕事を取らないことのデメリットを描く構成が、説教臭さがなくて素晴らしいです。

あまりにも大きい生活の激変に戸惑うジャックが、善き夫ジャック・キャンベルと今の自分をすり合わせる作業を行う過程で、それまでの足取りで何故愛を取ったのかが丁寧に描かれ、自分の意思でプライベートの重要性を再考します。

ここに共感できるからこそ、一見ありがちなストーリー*2であっても、ニコラス・ケイジの悩める表情も相俟ってのめり込めるのです。

もしもの世界から帰った現実世界のジャックがケイトに語り掛ける言葉と、そこに至るまでの疾走感がたまりません。ここまでの静かなきらめく夢の世界から現実へと帰り、それでも家族愛について何か言わせて欲しい、けど仕事納めが気になる。

このシチュエーションはまさに年末の今必要な言葉、「今年も色々あったけど悪くはなかった、頑張った」という気持ちにさせられました。

 

私みたいに見落としている人がいたら是非見て欲しい。あなたの感想も聞きたいから。