今週のケープドクルセイダーどうだった?

しめやかな幕引き。
決してヒロイックさは強くないが、ハードボイルドすぎて腰ぬかす。
最終話、やっぱり尺配分ミスったんじゃないかな~などといろいろ言いたいことはありつつも、ノワールつまりハードボイルドな終わり方としては完璧でした。
JJエイブラムスのバットロボットや、ワーナーが絡んでいるくらいですから、良くも悪くも奇麗にまとまりつつ続編に期待させつつ、続編の出来で評価が揺らぐ着地ではありました。
これに関して私は7と8と9のつく嫌な思い出をフラッシュバックしてしまうため、評価を下げざるを得ないやり方ですが、ともあれシーズン1は現状控えめに言って最高峰です。なんとかの覚醒に比べて…の話は愚痴に終わりがないので、一旦引っ込めておきましょう。
デントとバーバラ
10話全体で一番台詞の多いキャラクターでした。
シーズン通して、バットマンをあくまで舞台装置として動かすやり方を最後まで通したと言えますね。
特に、トゥーフェイスの象徴であるコインをバーバラが証拠品からデントに返すシーンは印象深いものでした。何せこのコイン、まだ両面が表のデントのコインですから。
恐らくクインゼルと同様に、彼はまだトゥーフェイスではなくハービー・デントであり、自分を見失いこそしたものの変貌を完了していないということでしょう。
今回のデントは、前回のジキルとハイドっぷりから打って変わって、精神的に参ってぼろぼろの元検事として描かれていました。
硫酸を被って表層に現れたジキルの暴言は控えめに、バットマンやバーバラに、
「正義を信じたけど大きな流れには逆らえない。その道は果てしない」と諦めを語るシーンは、マントを羽織った聖戦士の是非を問い続けたシーズン1の締めくくりに相応しいものでしょう。
脇役たちについて
少し消化不良だなというのが正直な感想です。
中盤で徹底的に掘り下げられたモントーヤも、ストーリー上の役割は結果的にバーバラだけで充分でした。これも続編前提の話作り、エイブラムスの私のそんなに好かない部分ですね。
ブロックとフラスの二人の汚職警官も、ルパート・ソーンの使い走りとしてデント抹殺に動き出すわけですが、違和感のある描写ではありました。
何せ彼ら、前回ではモントーヤと談笑していたぐらいですから。
勿論、ファイアーフライを使った自作自演の手柄作りの一件からして善良な人物でないことはわかりますが、例えば不自然に席を立つシーンが多いとか、そういう補完はシリーズ通してあってくれてもよかったのではないこと思いました。
バットマンのアクション
一か所を除いて、随分とあっさりしていたという印象でした。
前回はトゥーフェイス大暴れに後手後手に回るだけの役回りだった主役のヒーローの活躍が、ラストは港で10人程度の汚職警官とマフィアに陰から殴りかかるだけ。
飽くまで残った善良な人々との関係性構築と、デントの問いかけを受ける役回りでしょう。ただし

電話越しに何か指示をしているソーンの部屋にバタラングが投げ込まれ、このシーンで〆るのは控えめに言って最高でした。
スーパーヴィラン不在に近い世界観において、ハードボイルドに徹した信念は高く評価すべきでしょう。
私みたいに見落としている人がいたら是非見て欲しい。あなたの感想も聞きたいから。
満を持してカメオなんて、どんなジョークだ?
ここまでストーリー連続性ではなく雰囲気作り、ヒーロー、善良であり続け自分を見失わないことに終始したシーズン1でしたが、ついに最終話でやってきました。
MCUだとポスクレあるよの警告ついてからわざと立ってるような捻くれ者増えてないかな?
とにかく、ジョーカーのチラ見せ登場です。
キャスト欄にジョーカー役で武内駿輔というビッグネームがあったので、今後はスーパーヴィランも絡めたストーリーになることでしょう。
ビギンズ*1くらいのさり気ない匂わせが好きなのですが、まあこれはこれで。
*1:下敷きになったイヤーワンのオマージュらしいですね