ひとの感想が聞きたいからまずは自分から書いてみよう

アマプラで見た映画の日記です。すかしたレビューもします。

バットマン:マントの戦士 第四話の感想/未だヒーローではないマントの男、悪くなり続ける状況に抗う善良な人々

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今週のケープドクルセイダーどうだった?

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まだヒーローと認められていないバットマンとゴードンの出会いがイイ!ほかにも知ってるキャラの掘り下げ満載で、しかもゴッサムはろくでもない方向まっしぐらで最高!!

今回のアバンタイトルは、バットマンが警官にも容赦なく暴力を振るうことに業を煮やした市長がついに、大規模な逮捕計画に乗り出すというシンプルなものでした。

しかし、OP明けからここまでの登場人物が出るわ出るわでワクワクしっぱなし!

そろそろ本筋回もやっていいかという頃合いに、いいシナリオできましたねえ!

ネタバレあるよ!ここはゴッサムだからね!

悪くなり続ける状況、そしてバットマンは善良な人々と出会う

OP明け、バットマン逮捕計画のリーダーに抜擢されたのは前々回でキャラ紹介回を貰ったモントーヤ刑事。もちろん、我らがジェームズ・ゴードンもバックアップとは言え若手たちのまとめ役として重要なポジションに就いています。

そして彼らが用いた手段はおとり捜査。日本では違法なくらい強引な手法です。

バットマンを誘い出すため、犯罪者と被害者を路地裏で一芝居打って騒ぎ起こし、彼の活動時間に複数個所で何かが起こればどこかに現れるだろう、というものです。

しかし、これがまるで全然結果が出ない。

ちょっと見かけて頑張って追いかけても、パトカーじゃバットモービルにカーチェイスでかないっこありません。

一方その頃、支持率の行方がバットマン逮捕の是非に委ねられている市長の現状の危うさを見抜いた検事ハービー・デントは、市長選に向けた準備をより一層進めています。

作戦の見直しを検討した警官たちは、犯罪心理学スペシャリストであるクインゼル博士を招聘して、意見を伺います。

博士の分析に曰く、コスチュームを着た異常者、彼と同じような属性の人間がうろついていたほうがより出現率は高いとのこと。

そして、それを聞いたブロックとフラスの二人の刑事は、"ファイヤーバグ"というあだ名の異常者を故意に釈放してしまい…

 

ここまでほとんどあらすじを書いてしまったわけですが、それくらい、これまでのエピソードの要素を拾い集めて、新しいシナリオの起点を作るのが上手かったんです今回!

ゴードンとバットマン初遭遇、ダークナイト誕生前のゴッサムにて。

ブロックとフラスはゴードンも警戒する強引なやり方を厭わない問題児で、しかもファイヤーバグ/ジョセフ・リガーは、担当弁護士のバーバラが脱走を察知して父に即駆け込むほどの異常者でした。

まず、ファイヤーバグのキャラクターの提示が素晴らしい。

ざっと調べてみたところ英語のファン製wikにしか名前がないくらい*1かなりマイナーなヴィランなようですが、ゴーグル越しに路地でラグビーボールで戯れる子供たちを見て、その子供らが火だるまになる光景を幻視するという異常な精神性を発揮します。

これだけで今日まで彼を知らなかった私にどんなキャラか伝わってくるんだから大したもんです。1話完結のヴィランの提示としてこの上ないでしょう。

そしてバットマンとゴードンの遭遇、映画でもおなじみの重要な要素ですが、まず初遭遇は夜中に警察署に忍び込んで捜査本部を盗み見ていたバットマンと鉢合わせで、これは勿論チェイスになります。

次がバグの起こしたラストの火事の最中、今のバットマンは復讐者なので別に進んで人助けはしませんが、徐々に巻き込まれた人との遭遇率は上がり、ブルース・ウェインの良心に基づいて通る人通る人を助けていきます。

そこでゴードンとの再遭遇!以前現場にいたときにこのあたりで土地勘も養っていたゴードンは、バットマンを誘導して逃げ遅れた人々を救助します。

ヒーローと一般人の少しずつ芽生えるマスク越しの友情、さいっこう…

今回だってもちろん状況が悪化するため、好き放題した挙句証拠隠蔽にバグを射殺したブロックとフラスは英雄扱いされる等悪い事ずくめで、ラストシーンにゴードン親子とモントーヤはバーでうなだれていました。

この、真に善良な人たちにヒーローが必要になる前フリの上手さですよ!

続きが気になるなあ本当に?あ?全話公開?

俺の中では俺が見ようと思った夕方ごろに1話ずつ公開されてるアニメなの!

 

私みたいに見落としている人がいたら是非見て欲しい。あなたの感想も聞きたいから。