ベッタベタなSF映画が見たい!けど今時そんなもん…あったわ
アマプラさまさま無料で映画ホクホク見放題にべったり、挙句にブログで好き勝手に感想を書いている当ブログなもんですから、Prime Videoオリジナル作品の話をしないわけにはいかないでしょう。
しかし、見たい映画を見るという自分のやりたいことを曲げるわけにもいきません。
私の好きな映画ジャンルは大衆向け娯楽映画、これってオリジナル作品の制作方式と(恐らく)相性が悪いですし、ハズレも引きやすいので怖い…
オリジナル作品リストを漁っていたそんなとき、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにて原作付きとは言え現代にスペースオペラを復権させたクリス・プラット主演作を見つけたのです。
さてはてこれは興味深い、一応レビューの点数くらいはチェックしてから見てみますか…
評論家ウケ悪い大作SFでこの点数は結構いけるで?
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あらすじ
2022年のクリスマスシーズン、ラボ勤めを夢見るうだつの上がらない高校教師のダン・フォレスターは家族でサッカーワールドカップの決勝戦を観戦していた。
そのTV中継の中に突如、謎のポータルが開き兵士たちが現れる。
彼らは2051年の未来、ホワイトスパイクと呼ばれるエイリアンによって滅亡の危機に瀕し、現代に助けを求めにきた子孫たちであった…
この映画のここが面白い
エイリアンとのドンパチ、SFらしいギミックを楽しめるシナリオ、全てが愛と力に溢れたオマージュに包まれた娯楽傑作です。
もしあなたがお気に入りのモンスターパニック系映画を2,3本思いつくのであれば、間違いなく楽しめると思います。「エイリアン」や「遊星からの物体X」等の金字塔とされる大名作を思わせる描写が散りばめられており、オタク的な楽しみ方はもちろんできます。
それでいてこの映画としてのオリジナリティはしっかり主張できている点も高く評価できます。
特に、急造のタイムマシンの性質によってタイムトラベル先の時間で死亡している人間しか2051年に赴くことができず、世界中で徴兵がされるというかなり無茶な設定が映画の序章部分で展開されるのですが、これが映像としての面白さに寄与するのです。
その性質故に、主役を含めシャツのまんま連れてかれたおっちゃんおばちゃんがヤケクソ気味に未来に放り出され、へっぴり腰でエイリアンと戦うのです。
このPUBG2051ザ・グリードと呼ぶべきはちゃめちゃな絵面がとにかく面白い!主人公だけいい感じに生き残っていくのも退役軍人設定でまあなんとかなります。
また、今回の主役モンスターであるホワイトスパイクの描写も非常に楽しめます。
開始20分で設定の説明に時間を割いて貯まったフラストレーションから一転して吹っ飛ばされた2051年で暴れる!ぶち抜く!頭をがぶり!昼間にバトってCGのごまかしなし!
序盤のチャイルズフッドエーンドが如く終末感、ビフォー・アポカリプスな設定説明、神話テイストで荘厳な雰囲気すらあるパートを一気にかっとばしてクライマックスまで走り抜けるこの爽快感がたまらないのです。
最初に基本情報を調べたときは2時間20分という上映時間に尻込みしましたが、見た後に得られた気持ちよさを考えたなら必要な準備体操というものです。
現代の技術で大真面目に作った真面目なSFパートもありつつモンスターパニックでポップコーンがうまくなりそうなオススメの一本、是非ご覧になってください。
私みたいに見落としている人がいたら是非見て欲しい。あなたの感想も聞きたいから。